お疲れ様です、ななさき(@nanasaki_blog)です。
今回はハクスラの金字塔といえばこのシリーズ『ディアブロ4』の評価・レビューです。
ハック&スラッシュ=ぶった切る!
とにかく敵を倒して倒して倒しまくるゲーム、そんなハクスラの代表作でもあるディアブシリーズ、今回はそんなディアブロシリーズを初プレイした上でのレビューとなります。
シリーズ初心者でも楽しめるのか、そこに主眼を置いて語っていきます。
作業をゲームとして楽しめるか
ここが大事
装備を大量に集めてキャラ強化が、このゲームの楽しみ方です
4.0
Aランク:傑作
- ハクスラで有名なディアブロシリーズのナンバリング最新作
- 自動パーティマッチングがないことは気になるものの、ハクスラを絡めた育成要素はとても楽しい
- 良くも悪くも育成作業を楽しむゲームであり、それを楽しめないプレイヤーには向かない
- シーズン制の導入で定期的にゲーム環境が変化するため、飽きてもシーズンが変わればまた新鮮な気持ちでプレイできる
ゲーム評価 | Aランク(傑作) |
クリア時間 | 15~25時間(サブクエの進行具合で変わる) なお、そもそも本シリーズはストーリークリアからが本番のゲーム |
開発元 | Blizzard Entertainment |
発売元 | Blizzard Entertainment |
発売日 | 2023年6月5日 |
対応機種 | PlayStation 5(4)・PC |
ゲームジャンル | アクションRPG・ハックアンドスラッシュ |
公式サイト | 公式サイト |
ゲーム概要・ポイント
天界と地獄の永劫の争いは続き、サンクチュアリは今また混沌に呑まれんとしている。止めどなく襲いかかる魔物ども、習得すべき無数のスキル、悪夢のようなダンジョン、伝説に語り継がれる戦利品が待ち受けるこの広大なオープンワールドには冒険と、そして破滅が約束されている。闇を克服して生き残るか、影に屈するか、二つに一つ。
引用元:ディアブロ IV公式サイト
ディアブロは言わずと知れたハクスラの代名詞となるシリーズであり、その待望のナンバリング最新作となるのが本作ディアブロ4です。
ゲームとしては上からの俯瞰視点となるアクションRPGであり、ハクスラというジャンルの名の通り、大量の敵が常に現れ、それを片っ端からボコボコにしていくゲームです。
とにかく大量の敵をスキルや装備で鍛え上げたキャラで叩きのめす。
倒した敵からは大量の装備が落ち、さらにキャラを強化する。
この無限の循環に歓びを見出すゲームといえるでしょう。
ストーリーとしては、サンクチュアリ(人間が住む世界)を生み出した悪魔であるリリスが復活、リリスの計画からサンクチュアリを人間を主人公たちは守ることができるのか、といった展開となっています。
また、ゲームとしてはMMOのように他プレイヤーとワールドを共有しているため、フィールドを歩いていると他プレイヤーに出くわしたりします(基本ソロで行動するゲームではあります)。
ハクスラ好きなら遊んでおきたいゲーム
ゲームプレイ:とにかく敵を叩きのめすハクスラ
自分だけの体験を作り出そう。キャラクターの見た目の選択、血に飢えた地獄の手先を倒すスキルの選択、発見した装備でキャラクターの能力を強化する方法や外見を変化させるやり方――すべてを自由にカスタマイズして楽しもう。
引用元:ディアブロ IV公式サイト
本作はオープンワールドとなっており、広大なフィールドを探索するゲームとなっています。
フィールドには敵がいない拠点となる街や、専用ダンジョンなどが用意されており、探索しながらストーリーやキャラ育成を進めていくこととなります。
基本的には街を出たら、あちらこちらで常時大量に敵が湧くのでそれを倒すのを楽しむゲームとなっています。
オープンワールドはシリーズ初? らしい
ただ敵を倒すだけではなく、RPGらしくキャラ育成の要素も用意されています。
キャラの育成の元となるクラスの選択(バーバリアン:近接職、ソーサラー:魔法職)。
レベルを上げて取得するポイントでの、各スキルの取得。スキルはすべて取得できないため、ここで覚えるスキルによってキャラの特徴が大きく変わります。
キャラのステータスを上げるパラゴンボード。
そして、防具や武器などにも特殊な効果が付いており、これらを組み合わせることで自分だけの最強キャラを育成。
これで敵を全員ぶちのめす! そんなゲームとなっています。
ストーリー:世界を生み出した悪魔リリスの復活 争いに巻き込まれる人々
主人公たち人間が住むのはサンクチュアリという世界で、ある天使と悪魔によって作り出されたものです。
天使と悪魔は人間たちが生まれる以前より、ずっと争いを続けており、それに疲れた天使と悪魔が作ったという流れですね。
サンクチュアリは実質天使と悪魔の代理戦争の場所みたいになっていたのですが、なんやかんやあって(ディアブロ4に至るまでのシリーズの流れで)、昔よりはマシなレベルで平和になっています。
しかしある日世界を生み出した悪魔であるリリスが復活。
リリスは人間を率いて悪魔が住む世界である地獄にカチコミをかけようとします。
そんなリリスを止めようとする(という実績を作って天界に帰りたい)天使が人間を率いて、リリスにカチコミをかけようとします。
またもやサンクチュアリや人類がめちゃくちゃな被害を受けそうになる、それを何とか防ごうとする主人公陣営。
この三つ巴の関係が生み出すストーリーとなっています。
基本的にサンクチュアリはそこら辺歩いてたら、人がよくわからん怪物に食われてるくらいに荒んでいる世界であるため、めちゃくちゃ陰鬱としているダークファンタジーが本作のおもしろポイントです。
本作に至るまでのシリーズで、人間側も結構天使と悪魔に使われてズタボロなのだ
おもしろかった・よかったところ
ここからはディアブロ4を実際にプレイしてみた感想として、おもしろかった・よかったところをレビューしていきます。
一部ストーリーで流れるムービーがめちゃくちゃ興奮する
本作ではストーリーに合わせてカットシーンが入るのですが、特に気合が入っている場面ではシネマティックムービーが用意されています。
上はその場面の一部抜粋なのですが、この通りめちゃくちゃリアルに人や世界が描写されています。
ディアブロ4ではゲームプレイ上、上からの目線でゲームを進めていくこととなり、そこまでグラフィックがいい! というゲームではありません。
というかそういうジャンルのゲームではないということは分かりますよね。
そのつもりでプレイしているので、突然こんなド派手なムービーを叩き込まれるとストーリーへの興奮度が段違いに高まりますね。
覚悟を決めたこの兵士たちカッコイイから好き
ザクザク装備が拾えて、キャラを育成できるのが楽しい
ディアブロ4はハクスラで大量の敵が出てくるだけあって、ドロップアイテムがめちゃくちゃ多いです。
とにかくバッグがすぐに一杯なるくらい、装備が落ちまくります。
じゃんじゃん装備が落ちるので、そうして強い効果が付いた装備を獲得していくのが最高におもしろかったですね。
途中でアイテム拾えなくなったりするから、しょぼい装備は捨てていくぞ!
気になった・悪かったところ
ここからはディアブロ4を実際にプレイしてみた感想として、気になった・悪かったところをレビューしていきます。
自動パーティマッチングがない
ディアブロ4ではこのようにパーティを他プレイヤーと組むことができます(画像左側がパーティメンバー)。
ゲーム自体はオンラインであり、MMOのようにワールドを他プレイヤーと共有しています。
ただもともとがソロ行動を想定したゲームであるためなのか、パーティを自動で組んでくれるシステムがありません。
自分で集めたメンバーと組むのが前提となっています。
そのため、知らない他プレイヤーとパーティを組みたいときは、そこら辺をほっつき歩いているプレイヤーにゲリラ的にパーティ申請を手動で投げないといけません。
このご時世にこんなパーティの組まされ方する? とは正直思ってしまいましたね。
ダンジョンをクリアしたい他プレイヤーと自動マッチングしてくれるシステムがあったり、なんか掲示板とか用意してくれた方がよかったと思ってしまいます。
せっかく最強キャラを育成するゲームなんで、他プレイヤーにその強さを見せつけたいじゃないですか。
(フィールド上に用意されてるイベントや、雑魚敵との戦闘中に他プレイヤーが現れて共闘できるなんちゃってパーティシステムはあります)
なぜこんな面倒な仕様なのか
シリーズ未経験でも楽しめる?
ディアブロシリーズのストーリーを分かってなくても問題ない
ディアブロシリーズ初心者として気になる1点目が、ストーリーを知らないけど大丈夫かどうかでしょうか。
これに関してはまったく問題ないです。
ななさきもシリーズ初プレイでしたが、ディアブロ4のストーリーがよく分からないことはなかったです。
本作自体が今までのシリーズから何十年も後を描いたストーリーであるためです。
人物等の固有名詞や、世界の成り立ち自体はたしかにプレイ直後は分かりませんが、それはどのゲームでも同じですし、プレイしていくうちに自然と分かってきます。
天界と地獄の永劫の戦いから逃れることができる安息の地を求めて、イナリウスとリリスはサンクチュアリを創造し、盗んだワールドストーンでネファレムに命を与えた。この混血の子孫が途絶えることを恐れて、リリスはネファレムを守るために破壊的な防衛策を実行に移した。イナリウスはこれに歯向かい、リリスを深淵へと消し去り、それ以来、二人は仇同士となった。リリスの復活は、悲惨な暗黒の時代の訪れを意味する。この先には、どのような宿命が待っているのか?
引用元:ディアブロ IV公式サイト
これは公式サイトから引用ですが、ストーリー基礎知識はこれです。
天界と悪魔は昔からずっと争いを続けており、それにうんざりしたイナリウス(天使)とリリス(悪魔)が手を組んで、サンクチュアリ(人間界)を作成。
そして生まれたのがネファレム(人間の子孫)で、ネファレムは強大な力を持っており、その取扱を巡ってイナリウスとリリスが争った。
結果リリスは追放され、ネファレムは力を封印され、現在の人間に至るというのが世界の成り立ちです。
ディアブロ4に至るまでの過去作で、サンクチュアリを舞台に天使と悪魔、そして人間を含めた争いが何回も起きていましたが、ディアブロ4中では今のところそれが落ちついてなんかとなっている。
ところにリリスが復活。リリスは深い憎悪を抱いているけど、今回人間は世界を守れるのか! ぐらい把握しておけば大丈夫です(プレイしていればそのうちこの流れが分かります)。
良くも悪くも育成作業を楽しむゲーム
ディアブロ4自体はストーリーをクリアしてからが本番となります。
ワールドティア(難易度)を変更してより強い装備が手に入ったり、エンドコンテンツであるナイトメアダンジョンなどが解放されるからです。
ストーリー自体も進めていけばすぐに終わり、ストーリークリアまでがチュートリアルみたいな理解でもいいでしょう。
ストーリーがあるうちはストーリーを追っていけばいいですが、ストーリークリア後からが問題です。
ストーリークリア後に用意されているものは、すごい大雑把に言うと敵がたくさん出てきてそれを倒すと装備が手に入ったり、キャラが強化できるポイントが手に入ったりします。
よりよい装備を集め、レベルを上げ、キャラをもっと強くする。
これを延々と繰り返すだけです。
言ってしまえば作業みたいなものなのですが、ここを楽しめるかどうかでしょう。
ゲームにストーリーがないと楽しめない人にはあまり向かないかもしれません。
ただ、装備を集めたりレベル上げを楽しんだりする人が好きな人にはうってつけのゲームといえるでしょう。
なお正直続けていれば飽きるかと思いますが、ディアブロ4にはシーズン制が用意されています。
これはそのシーズン中ではキャラを新規作成し、そのシーズンだけの装備や特殊効果でプレイできる要素です。
エターナル=ずっと同じキャラを使えるモード、シーズン=そのシーズンごとにキャラを新規作成するモードと2つあるわけですね。
なのでちょっと飽きたりしたら、シーズンが変わるまで放置して、シーズンが変わったらまた遊んでみるという遊び方もできますよ。
ゲーム評価まとめ
以上がディアブロ4のクリア後レビューとなります。
ハクスラ好きならぜひとも遊んでおきたい作品で、遊び始めたら時間がなくなってしまう、そんなハマってしまう作品でした。
最後に一言。
ネイレルカワイイ。
ディアブロ IV
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