今回はPS5版『Demon's Souls(デモンズソウル)』の評価・レビュー・感想記事です。ソウルシリーズは大好きでSEKIRO等も含めてクリア済みです。唯一ダクソ2だけは未プレイとなります。
評価は総評のとおりです。
当時面白かったゲーム
それのグラフィックや快適度が大幅向上したら神ゲーに決まってますよね。
Demon's Soulsってなに?
開発元 | Bluepoint Games・SIEジャパンスタジオ |
販売元 | ソニー・インタラクティブエンタテインメント |
発売日 | 2020年11月12日 |
対応機種 | PlayStation 5 |
ゲームジャンル | アクションRPG・ソウルライク |
デモンズソウルは高難易度アクションRPGです。
トライアンドエラーを繰り返して攻略していくタイプのゲームで、ソウルライクというジャンルの原点となる作品です。
・ソウルシリーズ
→デモンズソウルやダークソウルといったフロムソフトウェアの一連のシリーズをここでは指しています。
・ソウルライク
→上記フロムソフトウェアのデモンズソウルやダークソウルに影響を受けた作品群のことです。
本作はもともとPS3で発売された作品でそれをPS5用にリメイクしたものとなります。最近はバイオハザードやFF7のようにリメイクというとゲーム内容ごと大きく変わるものが多いですが、本作ではゲーム内容はほとんど変わらず、グラフィックやFPSや音響にロードといったゲームプレイの快適度が大きく向上しています。
そのため、ソウルライクが初めてといった人や、デモンズソウルをプレイしてみたいけど今更PS3でプレイするのはちょっとなあ、といった人ほどおすすめできる仕上がりとなっています。
ゲームとしてはソウルシリーズ原点の作品となるため、今までのダークソウルやブラッドボーンといった作品と大まかな内容は変わりません。一番最初の作品ということもあって、ボリュームがそれらと比べると少ないと感じるかもしれません。実際、自分のプレイ時間にもあるとおり15~30時間もあればクリアできるのではないでしょうか。
全くソウルシリーズをプレイしたことないよという人に説明すると、ソウルシリーズは高難易度アクションRPGです。敵の攻撃力や体力が高く、少し油断するとすぐにやられてしまうようなゲームです。
ゲーム内での経験値のようなものであるソウルを溜めて、自キャラのステータス強化、武器や防具の強化、果ては何回もトライアンドエラーを繰り返して鍛え上げたプレイヤースキルで攻略していく。その歯応えと達成感から人気を呼び、今ではソウルライクと呼ばれるジャンルを築き上げるほどの作品となりました。
それで具体的にはどんなゲーム?
難易度について
デモンズソウルは弱点や対策できるボスが多いので、ソウルシリーズの中でも一番攻略しやすいかもしれません。
そういう要素がある分、ほかのソウルシリーズとは違った面白さがあるのですが、すでにほかのソウルシリーズ作品をプレイしている人にとってはある意味歯応えがないかも。
前述のとおり高難易度アクションRPGです。
ただどれだけ勝てなくてもレベル上げさえしていれば、いつかは勝てるようになるとは思います。また、ソウルシリーズ最初の作品ということもあって、今やり直してみると結構簡単に感じましたね。
今までのソウルシリーズ作品のどれかをクリアしていれば詰まることはないはずです。
仮に初めてプレイする方であっても、デモンズソウルは弱点がはっきりしているボスが多いため、攻略情報を調べれば意外とあっさり倒せると思います。
ネタバレになるので名前は書きませんが、おそらく本当に殴り合いをする必要があるボスは数体しかいません。だいたいのボスは弱点や何らかの対策法やイベントバトル要素があり、それを糸口に攻略できるでしょう。
ソウルシリーズが初めての人ほど難易度的にはおすすめですね。回復が苦しいのも序盤だけで中盤以降は大量に持てて、ほかの作品よりも単純にやられにくいです。
ゲームシステムについて
ポイントは下記項目にまとめました。
キャラを育て(かつ何度もやり直してプレイヤースキルも育てて)、各エリアを攻略していきます。ゲーム終盤にはあまりにも強くなった自分のプレイヤースキルに驚くことでしょう。君こそが最強のデーモンになるのだ!
本作品では敵を倒したり、アイテムを使用したりして手に入るソウルという経験値のようなものがあり、それを使用することで自キャラのステータスを成長させることができます。
テンプレビルドとしては、物理主体となる脳筋(筋力特化)、技量(技量特化)、上質(筋力と技量)などがあります。また魔法主体となる純魔(魔力特化)、信魔(信仰と魔力)、アンバサ(信仰特化)などがあり、基本的にRPGでイメージするようなキャラは一通り作ることができます。
武器の種類も豊富ですがステータスによって得られる武器ボーナス値が異なるため、基本的にはなりたいキャラに合わせて武器を持つ、もしくは持ちたい武器に合わせてステ振りをすることになります。
そうして鍛えたキャラで各エリアを攻略していくゲームとなります。エリア自体は5種類と少ないですが、ボスを倒すと1段階エリアの奥に進むことができ、ボスを倒すほどエリアの様相も変わるので実質的には種類として倍以上のステージが用意されています。
また、ステージやキャラにソウル傾向が用意されており、最白や最黒にすることでイベントも変わります。最黒は難易度が高いのでもしプレイするなら最白を意識しましょう。これは適宜調整できるのでやり込むのであれば、最終的には両方でエリアを回ることにはなるでしょう。
世界観について
ソウルというある力を手にして繁栄した王国。更なる力を求めたら封印されていた古い獣を呼び起こしてしまった。デーモンたちに国民が襲われ、あちらこちら亡者だらけになり王国は崩壊寸前。
これはもうおしまいかと思いきや、世界を救うべく1人の勇者となってあなたがかの地に舞い降りた。ソウルの業で栄え、業で滅びる世界。果たしてあなたは救えるのか、というストーリー。
崩壊寸前の世界かつダークファンタジーのため、基本的に明るい物語ではありません。
中にはめちゃくちゃグロいステージ『腐れ谷』もあるので、耐性がない人は頑張ってください。
ちなみにソウルの業(わざ)で栄え、業(ごう)で滅びる、です。これは上手いでしょ。
北の国、ボーレタリアの王、オーラントは
引用元: Demon's Souls | PlayStation 公式サイト
人跡地の限界、氷山脈の奥地で、巨大な楔の神殿を見出し、ソウルの業を手にした。
ソウルとは、人に隠された、新たな力であるようだった。
だが、ボーレタリアの繁栄は長くは続かなかった。
老境に至ったオーラントは、更なる力を求め楔の深奥に入り込み
そこに眠る古い獣を目覚めさせ、色の無い濃霧と、デーモンたちが生じた。
色の無い濃霧はボーレタリアを覆い、デーモンたちは人々からソウルを奪い、喰らった。
ボーレタリアは、瞬く間に、ソウルに飢えた亡者だけが彷徨う亡国と成り果て
霧の裂け目から、多くの英雄たちを飲み込み、そして、誰も戻らなかった。
濃霧は、静かにボーレタリアから滲み出しつつあり、
既に北の地の大半が、濃霧の中に消失していた。
人々は、緩やかな滅びの予感に絶望していた。
やがて濃霧が、世界の全てを覆うだろう。
そんな中、最後の希望が
霧の裂け目からボーレタリアに入り込む……。
面白かった点、不満点について
良くも悪くもPS3デモンズソウルから内容に変化はないので、新鮮味という点では微妙かもしれません。それでもそれを上回るグラフィックなのでぜひプレイしてほしい。
ゲームの雰囲気が分かるおすすめシーン集(ネタバレ注意)
ゲームの雰囲気が分かるようにPS5のシェア機能を使ってみました。フォトモードでいい感じに撮れたのがなかったので、今後はもっとどのゲームでもフォトモード活用していきたいです。
この記事には入れてないですが、動画もシェア機能でツイッターに投稿しているので実際のプレイ画面等が気になる人は参考にしてください。ただ、ボスが写っているので本当にネタバレには注意。
個人的にはドラゴンと塔の騎士がとてもいい感じに撮れました!
さいごに
リメイクとはいえ、PS5初のソウルシリーズである本作品は圧倒的世界観でした。グラフィックが向上するだけでゲームとしての臨場感はこんなにも変わるんだなと改めて実感しました。
Returnalもそうですが、グラフィックが良いだけで一定の面白さは担保されるんですね。あとPS5ということもあってロードなどゲームとしての快適度も段違いです。PS5を持っているのであればぜひプレイしていただきたいです。
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